家族葬で香典を辞退するには？失礼にならない方法をご紹介します
家族葬で香典を辞退したい…という方の中には「相手に失礼になってしまうのでは？」「御断りすることで今後の関係が悪化しないか不安」など、様々な心配を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、正しい方法を把握しておけば、問題なく家族葬での香典を辞退することができます。
どのように辞退したらよいのか分からない、という方は今回ご紹介する方法を参考にしてみてください。
家族葬で香典を辞退する方法についてご紹介
家族葬で香典を辞退する場合、マナー違反にならないような辞退の仕方を理解しておかなければなりません。
具体的な辞退の方法については、次からの内容を見ていきましょう。
葬儀前に訃報の連絡とともに「香典の辞退」について伝える
まずは、葬儀の前の訃報の連絡で「香典を辞退する」という要旨を伝えておきましょう。
参列者が香典について何も知らされていない場合、マナーとして香典を準備する可能性が高いです。
あらかじめ「香典は不要」という連絡を入れておくことで、参列者も香典の準備について考えることができます。
葬儀社に香典を辞退することを伝えておく
参列者だけではなく、葬儀社にも香典を辞退することを伝えておきましょう。
香典は、必ずしも参列者だけではなく「当日参列できなかった人」が供花として渡しておきたいという場合があるからです。
供花だけなら受け取る、という場合は別ですが、香典も供花もお断りするという場合は、葬儀社に伝えておくことで、葬儀社の方からお断りしてくれます。
葬儀日の受付で香典の辞退を伝える
葬儀当日、受付で香典の辞退を伝えることも方法の一つです。
受付の段階で直接伝えることができれば、参列者一人一人にしっかりとお伝えすることができますし、「なぜ香典を辞退するのか」について、より詳しく説明することができます。
また、葬儀当日忙しいという場合は、一人一人に説明するのではなく、「看板を立てる」といった方法で香典の辞退を伝えることもおすすめです。
「香典は辞退します」という看板を立てておくだけですので、一人一人に対応する必要がなくなります。
なお、香典辞退に関する看板については、葬儀社で用意してくれる場合もあるため、確認しておきましょう。
家族葬で香典を辞退するときの具体的なメッセージ
家族葬で香典を辞退する場合、「どんなメッセージで伝えればよいのか」という点は分からないものです。
ここからは、シーン別に家族葬を辞退するときのメッセージについてご紹介します。
電話で伝える場合
家族葬での香典辞退について、電話で伝える場合は下記の内容を参考にしてみてください。
「山口達夫の息子、祐樹です。
昨日の朝9時に父親が亡くなりましたので、ご連絡いたしました。
葬儀につきましては、家族葬を予定しています。ただ、故人の遺志により香典などは辞退いたします」
まずは名前を名乗ったうえで、故人が亡くなった日時について伝えることが大切です。また、葬儀の形式についても伝え忘れないようにしましょう。
文書で伝える場合
文書で香典の辞退を伝える場合は、以下の文例を参考にしながらメッセージを作成しましょう。
「父田中正則儀 令和元年10月1日に永逝いたしました
ここに謹んでお知らせ申し上げます
また 誠に勝手ではございますが 通夜・葬儀につきましては 父の遺志により 家族葬にて執り行いました
お香典や弔問に関しましても 故人の遺志によりご辞退申し上げます
ここに故人が生前賜りましたご厚誼に深謝し 書中をもちましてご通知申し上げます
令和元年10月10日
（住所）
喪主 田中博之」
生前に故人がお世話になったことへの感謝も伝え、香典の辞退をしっかりと明記します。
文書については、必ずしも葬儀前である必要はないため、葬儀終了後に生活が落ち着いてからでも問題ありません。
家族葬で香典を辞退する方法を正しく理解しよう
家族葬で香典を辞退する場合は、適切な方法を正しく理解する必要があります。
香典を辞退したいから、と一方的に相手に失礼な対応してしまうと、今後の付き合いに影響してしまう可能性もあるため十分に注意してください。
こころセレモニーでは生前・事前のご相談も承っております。
葬儀に関してわからないことや不明な点など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
